カルシウム 女性

カルシウム不足になるとアトピーの原因になる?

 

アトピーというのは、まだその全てが分かっているわけではありませんし、様々な原因が考えられています。その原因の一つとして、最近カルシウム不足もあるのではないかという説もあるのです。カルシウムというと、歯や骨に必要な成分というイメージが一番強いかと思いますが、カルシウムの働きというのはそれだけではありません。

 

例えば、筋肉の緊張などのコントロールをしたり、体の中の酵素やホルモンの分泌のサポート、免疫力のサポートなどといった様々な働きを持っているのです。
このような理由からもカルシウムというのは必要不可欠な成分になっています。この働きの一つに免疫力のサポートがありますが、アトピーというのは免疫異常の一つですので、関係がないとはいい切れません。

 

最近、アトピーになる人の割合が増え続けていますが、昔は今ほどアトピーなどといったアレルギー症状になってしまう人はいませんでした。昔の人達というのは、カルシウムがたくさん含まれている玄米や魚介類などを食べていたことも、アトピーを発症しにくかったと考えることも出来るのではないでしょうか?では、そのカルシウムを沢山含んでいる牛乳を飲めばいいのかというとそういうわけではありません。

 

北欧の国ノルウェーでは牛乳を世界で最も飲んでいる人がいると言われているのですが、骨粗しょう症になってしまう人は日本の約5倍だと言われています。牛乳でカルシウムを摂取しているはずなのに、骨密度が低くなる骨粗しょう症になってしまうのはおかしいですよね。つまりカルシウムを単純に摂取すればいいというわけではありません。

 

コレステロールでもそうですがカルシウムにも、善玉や悪玉と言われるものが存在しています。イオン化されているカルシウムのことを悪玉コレステロールというのですが、悪玉カルシウムをたくさん摂取してしまうと、神経や筋肉などに集まってしまって血液の循環も悪くなってしまいます。

 

血液の循環が悪くなれば、細胞などに栄養も送られなくなり代謝は低下してしまうことになります。そうなると免疫力も正常を保つことができなくなってしまって、アトピーなどのようなアレルギー症状が出やすくなってしまう可能性もあるのです。

 

カルシウム不足はどんな問題が発生しやすい?

 

体の中に存在しているカルシウムの99%は歯や骨の中に存在しています。そして、残りは筋肉や血液中などに含まれており、血液を凝固作用で出血を止めたり、心筋の収縮のサポートをしたりしています。カルシウム不足になってしまうと様々な弊害が発生してしまう可能性が出てきます。

 

例えば、骨粗しょう症になったり、歯や骨の耐久性が下がる、神経過敏や体の成長を妨げるなどといったいろいろな問題が発生する可能性があるのです。カルシウム不足はこのような弊害が発生してしまう可能性がありますから食品からカルシウムをしっかり摂取していく必要があります。

 

牛乳やチーズ、脱脂粉乳などのような乳製品や、乾燥ひじき、干しエビ、煮干し、ワカサギ、昆布、ワカメなどのような魚介類や海藻類、玄米などに多く含まれています。ですので、これらの食べ物をしっかり食べるようにしましょう。この中でも牛乳は特にカルシウムの含有量が多いのですが、牛乳が苦手だという人もいますし、牛乳を飲んだらお腹の調子が悪くなってしまう人も少なくありません。

 

これは乳糖不耐症によって引き起こされている可能性があるのですが、これは乳糖と言われる物質をしっかり消化させる酵素が少ないことが原因になっています。牛乳を飲むとお腹の調子が悪くなってしまうのであれば、牛乳ではなく小魚や海藻類、緑黄色野菜などを食べていくといいでしょう。植物に含まれているカルシウムのことを植物性カルシウムというのですが、安全性が高いですので安心して飲むことが出来ます。

 

このようにカルシウムが不足をしないようにしていくことも大切なのですが、過剰摂取しないようにしてください。カルシウムの過剰摂取をした場合、結石が尿道などにできやすくなってしまうという研究結果もあります。ですので、成人の男性の場合で800mgほど、女性の場合で650mg程を目安にして摂取しましょう。

 

カルシウムを摂取すると腎臓結石を予防していくことが出来る?

 

カルシウムの過剰摂取は腎臓結石のリスクが高くなるという話も聞いたことがあるかもしれません。ですので、カルシウムの摂取に対して不安に感じている人もいます。カルシウムを過剰摂取してしまうと、実際に腎臓結石になる可能性はあるのでしょうか?まず腎臓結石とはどのような病気なのかについてお話をしたいと思います。

 

尿内にあるリン酸やシュウ酸、カルシウムなどの濃度が高くなり、結晶化してしまうことを結石と言います。どこで結石ができるのかによって病名は異なります。腎臓結石にならないようにしていきたいのであれば、腎臓内に濃度が高いシュウ酸とカルシウムが集まらないようにしていくことが大切です。カルシウムを過剰に摂取したら、大体の場合は、シュウ酸と腸管内のカルシウムが結びついて便と一緒に排出されるようになっています。

 

ですので、尿の中にシュウ酸が含まれる前に、体外に出すことが出来るようになっています。ですが、カルシウム不足になってしまっている場合、シュウ酸はカルシウムと結びつくことができなくなってしまいますから、腸内で吸収されてしまいますし、骨を破壊してカルシウムを補充していくため結石が発生する可能性が高くなってしまうのです。

 

このことから、腎臓結石はカルシウム不足によって引き起こされる可能性があると考えることが出来ます。腎臓結石の予防をしていきたいのであれば、積極的にカルシウムを摂取していくことも大切だということです。また、カルシウムだけではなく、こまめに水分補給をし、反対に脂肪の摂取は控えるようにすることも腎臓結石の予防をしていく上で重要だとされています。

 

カルシウムを摂取するだけじゃダメ?ビタミンDも重要!

 

普段からあまりカルシウムを摂取していないと骨も脆くなってしまいます。骨の状態を維持していきたいのであれば、カルシウムだけではなくビタミンDも不可欠だということが判明しています。カルシウムというのは、骨にとっても欠かせませんが、他にも神経や血管、筋肉などにも不可欠になっています。

 

なので、しっかりカルシウムを摂取しようと紹介されることが多いのですが、これだけでは不十分なのです。しっかりカルシウムを食事やサプリメントなどで摂取していたとしても、ビタミンD不足になってしまっていると非常に吸収されにくくなってしまう事がわかっています。

 

アメリカの場合は、ビタミンDは600mg、カルシウムの必要摂取量は1000mgになっているのですが、大人の場合で8割前後の人が足りていない状態になっているとされています。また、若い女性や妊娠中の女性、乳幼児などの場合はビタミンDも不足している傾向が強いとのことです。

 

このビタミンDが足りていない状態になってしまっているとカルシウムの吸収率が下がってしまうだけではなく、りんも不足し勝ちになってしまうことも分かっています。リンは骨の石灰化に必要になっており、リンが不足してしまうと骨軟化症になってしまうリスクが高まるのです。

 

さらに、ビタミンD不足というのは、下半身の筋肉が弱くなりやすくなってしまうため、転倒してしまう可能性が高くなってしまうことも分かっています。ただ、たくさんビタミンDが含まれている食べ物というのは限定されてしまっているのが実情です。きのこや卵、魚介類などにビタミンDは存在しているのですが、食事だけで必要量のビタミンDを摂取するというのは難しいでしょう。

 

では、どうやってビタミンD不足を解消していけばいいのでしょうか?人間というのは、日光を浴びることによって体の中でビタミンDを作り出すことが出来ます。日照時間が長い地域に暮らしているのであれば1日15分ほど、日照時間が短いのであれば1日1時間以上浴びることで、ビタミンDをしっかり合成していくことが出来ます。それでも十分に作り出すことができていないのであれば、ビタミンDをサプリメントから摂取するといいでしょう。

 

カルシウムは汗を流しても失われてしまう!?夏場は要注意!

 

運動などをして汗をかくと体の中の塩分や水分だけがなくなっていくわけではありません。汗を流すとカルシウムも一緒に流れていくのです。ですので、汗をかきやすい夏場というのはカルシウムをしっかり摂取して足りない状態にならないようにしていく必要があります。

 

カルシウムは骨などを作り出すために必要不可欠な成分になっており、カルシウムが十分にないと骨を作り出すことが出来ず、骨粗しょう症になりやすくなってしまいます。骨に必要なだけではなく、カルシウムというのは血管や筋肉にも欠かすことが出来ない存在になっており、カルシウムが少なくなってしまっていると動脈硬化や高血圧などのような生活習慣病になる可能性も高くなってしまうのです。

 

夏の場合、運動を一時間したら大体汗として1L程度の水分が失われてしまうと言われています。その1Lほどの汗の中にどれくらいのカルシウムが含まれているのかというと、大体40〜80mgほどなのだそうです。汗を流したら、ちゃんと水分は取るようにしているという人は殆どだと思いますが、カルシウムまでは摂取していないという人が非常に多くなっています。

 

ただでさえ、日本人というのは欧米と比べるとカルシウムの摂取量が3分の1程度しかないとされています。その理由として、日本人が飲んでいる水分というのは軟水になっていることや、あまり日本人は乳製品を口にしないことなどが原因として考えられているのです。カルシウムを摂取するのであれば、やはり食事から摂取するのがベストになっているのですが、どのような食べ物から摂取すれば効率がいいのでしょうか?

 

それは、大豆製品である納豆や豆腐、豆乳、そして海藻類であるワカメや昆布、ひじき、小魚、チーズやヨーグルトなどといった乳製品などです。このようなカルシウムが豊富に含まれている食品を毎日食べるようにして、カルシウム不足にならないようにしていきましょう。